MRって副業できない？MRの収入UPの方法も徹底解説します！

MRの副業事情

MRは副業ができないイメージがありませんか？最近は大手調剤薬局やドラッグストアを中心に副業解禁の流れが出てきていますが、MRの副業事情がどうなっているのでしょうか？今回の記事ではMRの副業状況や収入UPの方法を解説していきます！

製薬会社の副業解禁状況はどうなってるの？

製薬会社は副業が禁止されていることが多いです。副業が禁止されている理由として、一定のリスクを伴う医薬品の開発や製造に従事しているため、安全性や品質に関わる問題が発生することを防ぐためとされます。ただし、製薬会社によっては、一定の条件下での副業を許可しているところもあります。具体的には、副業先が医療業界とは関係のない業界であることや、副業によって本業に支障が出ないことが求められます。

就労規則を確認する必要あり！

企業で就業規則で副業が禁止されている場合があります。前述の通り、製薬会社は副業を禁止しているところが多いです。副業に関する規定は「服務心得」や「服務」の項に記載されています。必ず確認しておきましょう。

MRが副業をすべき理由

副業禁止が多いと言われている製薬会社。しかし最近は働き方改革により副業を解禁し始める製薬会社も増えています。ここではMRが副業を始めるべき理由を解説していきます。

リストラされる可能性がある

現在、薬の価格は下落しており、製薬会社は人件費カットのためにリストラを行なっている企業が増えています。もし自分がリストラにあったとき、収入源を他に持っていると転職活動を安心して進められますよね。

営業日当がなくなって収入が減るかもしれない

MRの仕事には、営業日当が含まれることがあります。営業日当は、MRが医療機関を訪問する際に支払われる手当で、交通費や宿泊費などが含まれます。しかし、この営業日当を廃止する流れが外資系製薬会社を中心に起こっているようです。

定年後に必要な老後資金が増えた

近年、医療技術の進歩により、高齢者の生活年数が延びる一方で、年金制度の崩壊や医療費の増大など、老後に必要な資金が増えてきています。

そのため、定年後に収入源が1つしかない場合、老後の生活資金に不安を感じる人も多いでしょう。副業をすることで、老後資金を増やすことができ、安心して老後を迎えることができます。

MRにぴったりの副業９選

薬剤師資格を活かして高収入の副業に挑戦することができます。

①調剤薬局

一つ目は調剤薬局でアルバイトや派遣社員として働く副業です。

調剤薬局でのアルバイトや派遣社員としての勤務は、薬剤師にとって最も一般的な副業の一つです。調剤薬局での勤務は、短期間のものから長期間のものまで、様々な種類があります。自分の都合に合わせて勤務日数・時間を調整できる一方、副業先の就業規則でWワークが禁止されている場合もあるので注意が必要です。

②ドラッグストア

二つ目はドラッグストアで働く副業です。

調剤薬局同様、自分の都合に合わせて勤務日数・時間を調整できます。また、化粧品や日用品が社割で買えるというメリットもあります。こちらも副業先の就業規則の確認が必須です。

③メディカルライター

メディカルライターは、医療関連の専門知識を持ち、医学・医療に関する記事や資料を執筆する仕事です。ライター経験のない方は初めのうちは文字単価が低いですが、経験を積むことで高単価案件を任せてもらうことができます。

④医療系の講師

薬剤師資格を目指す人に勉強を教えるのが主な仕事です。副業としての医療系の講師はまだまだ求人数が少ないのが現状です。しかし、時給は2,500〜3,000円と高く、短時間でたくさん稼ぎたい人にとってぴったりの仕事でもあります。こまめに求人サイトをチェックしておくのがいいでしょう。

⑤翻訳

薬剤師の翻訳の仕事とは、医学や医療に関する書類の翻訳を行う仕事です。例えば、海外からの新薬の情報や、論文や学会の資料、製品の説明書などが該当します。翻訳には医学・医療に関する知識が必要であるため、薬剤師が翻訳の仕事を行う場合があります。

英語の得意な人は翻訳の仕事に挑戦するのも一つですね。

⑥メディカルイラストレーター

メディカルイラストレーターは、医療関連や科学関連の図版を制作する仕事です。医療機器のマニュアルや医学書籍、医療系のWebサイトのイラスト制作などが該当します。医学や生物学の知識が必要で、イラスト制作ソフトのスキルも必要です。

⑦ブログ

薬剤師によるブログは、薬剤師の知識や経験を生かした情報発信の場として注目されています。例えば、薬剤師が勤務する薬局や病院についての情報、薬や健康に関する情報、薬剤師としての仕事やキャリアについてなど、幅広いテーマでブログが書かれています。

ブログの開設方法や記事の書き方、運営のコツについては、インターネット上に多くの情報があります。興味がある方は、ぜひチャレンジしてみてください！

⑧夜間や休日の診療所

夜間や休日の診療所で働くことは、薬剤師にとって副業として魅力的な選択肢の一つです。これにより、平日の仕事とは別に、副業収入を得ることができます。夜間や休日の診療所は、急患や救急患者が多いため、その分医療行為に関する知識や経験を積むことができます。また、夜間や休日の診療所は、開業している医師によっては、高額な報酬を得られることがあります。ただし、夜間や休日の診療所での勤務は、深夜や早朝の勤務が多いため、生活リズムが崩れることがあります。また、急患や救急患者が多く、ストレスも大きい場合があるため、ストレス耐性が必要です。

⑨単発派遣

単発の派遣薬剤師として働くことも、薬剤師の副業の一つです。派遣先での短期間の勤務をすることで、本業と両立しながら副業収入を得ることができます。単発派遣は、自分の都合に合わせて働くことができるため、本業との調整がしやすいというメリットがあります。また、薬剤師の人手不足が深刻化しているため、需要が高まっていることも特徴です。ただし、単発派遣は、派遣先によっては、残業が多い場合があるため、勤務時間や待遇面の確認が必要です。

副業をするメリット

ここでは副業を始めるメリットを紹介します。

在宅でもできる！

在宅ワークの場合は、自宅で仕事をするため、出勤時間や勤務時間が柔軟に設定できます。また、通勤時間がないため、効率的に仕事を進めることができます。自分のペースで仕事を進めたいという方にはおすすめの働き方です。

スキルアップができる！

副業をすることで、医療の知識を深めることができます。例えば、製薬会社などの副業先で働くことで、医療業界でのビジネスの仕組みや医療製品の開発プロセスを学ぶことができます。このような経験を積むことで、本業でのスキルアップにつながる可能性があります。また、副業で得た知識やスキルを本業に活かすことができる場合もあります。さらに、副業での経験は自己PRにもなります。求人に応募する際に、副業先での経験やスキルをアピールすることができるため、就職活動やキャリアアップにも有利です。

収入アップ

副業をすることで、収入を増やすことができます。薬剤師は年収が高い職業ではありますが、病院薬剤師は収入が低く、副業で収入を得る人も多いようです。

人脈が広がる

副業をすることで、新しい人脈を築くことができます。異業種の方と出会うことで、新しいビジネスチャンスをつかむことができるかもしれません。また、業界内での人脈も広がり、将来的に仕事をする機会が増える可能性があります。副業先で出会った人との交流を深めることで、自分のキャリアアップにつながるかもしれません。

副業をするデメリット

次に副業をするデメリットを見ていきましょう。おそらく、多くの薬剤師がこれらの理由で副業を躊躇っているのではないでしょうか。

プライベートの時間が減る

副業をすると仕事をする時間が増えるため、プライベートの時間が減ります。特に薬剤師は本業の仕事が忙しく、副業まで手が回らないという人が多いのが現状です。

扶養に入っている場合、税金を考慮しなければならない

副業において、薬剤師が扶養に入っている場合、給与所得控除が適用されるため、所得税が安くなることがあります。ただし、年収が一定額を超える場合は確定申告をする必要があります。また、扶養控除というものがあり、所得が一定額以下の場合には、配偶者や子供に対して税金が安くなる控除が受けられます。しかし、副業によって収入が増えると、所得が一定額を超え、扶養控除の対象外になることがあります。そのため、扶養控除が受けられなくなることで、税金が増える場合があるのです。

情報漏洩に気を付けなければならない

副業をすることで、本業と副業の情報が交じり合うことがあるため、情報漏洩に注意が必要です。特に、薬剤師は、医療機関で扱う患者の個人情報や、医薬品の販売ルートなど、機密情報に触れることが多いため、情報漏洩には十分な注意が必要です。また、副業先が競合する場合は、情報漏洩によって企業秘密を漏らす恐れがあるため、本業と副業を完全に分離することが求められます。

副業を始める前に考えるべきこと

副業について考える前に転職も選択肢の一つに

副業を検討するということは、おそらく「収入アップ」や「スキルアップ」を目的にしていることが多いかと思います。しかし、転職だとそれだけでなく「職場環境の改善」や「キャリアアップのための新たなステップアップ」など、さまざまなメリットがあります。

また、副業ができるかどうかは会社によって異なりますが、転職先を選ぶことで自分に合った働き方をすることができます。例えば、薬局勤務の場合、薬剤師不足により残業が多い場合がありますが、病院薬剤師や製薬会社などの転職先ならば、残業が少なくプライベートとの両立がしやすい職場もあります。

副業を検討する前に、転職も選択肢の一つとして考えてみることをおすすめします。

本業に支障は出ないか

副業をすることで、本業に支障が出ることがあります。例えば、副業の勤務時間が長くなりすぎると、本業の仕事がおろそかになる可能性があります。また、副業先でのストレスが、本業にも影響を与える場合があるため、副業先でのストレスについても十分に考慮する必要があります。

そのため、副業を始める前に、会社の就業規則や倫理規定を確認し、副業が禁止されていないか、または制限があるかどうかを確認することが重要です。また、副業先で働く場合は、本業の上司に報告をし、許可を得ることが望ましいです。本業に支障が出ないように、副業先と本業の両方をバランスよくこなすことが重要です。

副業を成功させるポイント

次に副業を成功させるポイントを見ていきましょう。

まずは目的を明確にする！

副業を始める前にまずは目的を明確にすることが大切です。副業の目的は、収入の増加やスキルアップなど、人それぞれです。目的を明確にしておくことで、副業の選択肢が絞り込まれ、時間・労力の配分もしやすくなります。また、目的がはっきりしていることで、副業の意義や価値を自分自身で再確認できるため、モチベーションの維持にもつながります。

薬剤師の知識や専門性を活かせる仕事を選ぶ

薬剤師資格を持っている場合、薬剤師としての経験や知識を活かせる仕事を選ぶことをおすすめします。例えば、調剤薬局でのアルバイトや派遣社員、夜間や休日の診療所での勤務などが挙げられます。また、メディカルライターや翻訳の仕事も、薬剤師の専門知識が活かせるため、おすすめです。これらの仕事は、薬剤師としての経験と同時に、副業としての収入を得ることができます。

体力的・精神的に無理のない範囲で副業をする

体力的・精神的に無理のない範囲で副業をすることが重要です。副業は、本業に支障が出ない範囲で取り組むことが大切です。自分の体力や精神状態、ライフスタイルに合わせて、副業の種類や勤務時間を選ぶようにしましょう。また、副業と本業の両立によって、ストレスがかかる場合があるため、自己管理やストレス解消法を見つけることも重要です。

副業を探す方法

では、実際に副業を探す方法を見ていきましょう。

案件・サポートが豊富なサービスを利用する

副業を探す際には、案件やサポートが豊富なサービスを活用することがおすすめです。副業に特化した求人サイトや、フリーランス向けのサービスなどがあります。これらのサービスでは、求人情報や案件情報が豊富に掲載されているため、自分に合った仕事を見つけることができます。また、副業を始める上でのアドバイスやサポートも提供されている場合があります。求人情報や案件情報の収集に時間をかけたくない場合や、副業を始めるのが初めての場合は、こうしたサービスを活用すると便利です。

複数のサービスを利用する

副業を探す際には、複数のサービスを利用することがおすすめです。求人情報や案件情報の収集に時間をかけたくない場合や、副業を始めるのが初めての場合は、サービスを複数利用して自分に合った副業を見つけましょう。

「Wワーク　薬剤師」で検索して仕事を探してみましょう！

求人サイトに登録したら検索欄に「Wワーク　薬剤師」と打って仕事を探しましょう。サイトの多くは「働く日数」「副業可能」の条件で求人情報を絞り込むことができます。

薬剤師の副業探しにおすすめのサイト６選

副業を探すのにおすすめなサイトを紹介します！

1.「ファルマスタッフ」

「ファルマスタッフ」とは、医療業界に特化した人材紹介会社です。医療業界での正社員や派遣社員の求人情報が豊富に掲載されています。薬剤師の副業探しにおすすめのサイトの一つです。

2.「マイナビ薬剤師」

「マイナビ薬剤師」は、薬剤師の求人に特化した求人サイトです。全国の薬剤師求人情報を掲載しており、専任のキャリアアドバイザーが薬剤師の転職活動をサポートしています。また、パート薬剤師の募集もしているため、アルバイト・パートの副業探しにもおすすめのサイトです。

3.「ファーマキャリア」

「ファーマキャリア」とは、薬剤師やMR、臨床開発のスタッフなど、医療・バイオ業界に特化した転職支援サービスです。医療・バイオ業界での転職経験が豊富なキャリアアドバイザーが、求人情報の提供や転職活動のアドバイスなどを行っています。

4.「薬キャリ」

「薬キャリ」とは、薬剤師の求人情報に特化した求人サイトの一つです。全国の求人情報を掲載しており、薬剤師の転職や副業探しに利用されています。また、薬剤師の資格取得支援なども行っています。

5.「お仕事ラボ」

「お仕事ラボ」とは、副業や転職をサポートする求人サイトの一つです。薬剤師の副業探しにおいても利用されており、都内の薬剤師求人情報を多数掲載しています。また、薬剤師に限らず、医療従事者や看護師などの求人情報も掲載しています。求人情報の他、面接対策や労働条件交渉のアドバイスなども提供されているため、副業や転職を考えている方にもおすすめのサイトです。

6.「リクナビ薬剤師」

「リクナビ薬剤師」は、リクルートグループが運営する薬剤師の転職・求人情報サイトです。全国の薬剤師求人情報を掲載しており、専任のコンサルタントが薬剤師の転職活動をサポートしています。また、アルバイト・パートの求人情報も充実しているため、副業探しにも利用されています。求人情報の他、薬剤師の転職・就職に役立つ情報やコラムも提供されています。

転職サイトを比較してみた

サイト名	パート・アルバイトの求人数	特徴
ファルマスタッフ	約15,000件	医療業界に特化した人材紹介会社
マイナビ薬剤師	約12,000件	薬剤師の求人に特化した求人サイト
ファーマキャリア	約12,000件	医療・バイオ業界に特化した転職支援サービス
薬キャリ	約10,000件	薬剤師の求人情報に特化した求人サイト
お仕事ラボ	約5,000件	副業や転職をサポートする求人サイト
リクナビ薬剤師	不明	薬剤師の転職・求人情報サイト

副業に関する疑問や不安にお答えします

副業を行うにあたって、さまざまな疑問点や不安が出てくると思います。ここでは、多くの人が感じる疑問や不安についてお答えします！

確定申告はどうなるの？

副業で収入がある場合は、確定申告が必要になります。副業の収入が年間20万円以下の場合は税金がかからない場合がありますが、それ以上の場合は所得税がかかる可能性があります。また、薬剤師の場合は、副業で稼いだ所得が医療費控除の対象になる場合があります。確定申告に関する詳細は、税務署や税理士に相談することをおすすめします。

税金や社会保険料って増えちゃいますか？

はい、副業で収入が増えると所得税や住民税、社会保険料が増える可能性があります。ただし、副業の収入が年間20万円以下の場合は、税金がかからない場合があります。また、社会保険料については、本業で加入している保険に加え、副業先での加入も必要になる場合があります。

何社も派遣会社に登録していいのかな

はい、複数の派遣会社に登録することが可能です。ただし、同じ求人に複数の派遣会社から応募した場合、企業側から「重複応募」として見られることがあります。そのため、同じ求人に応募していないか、あるいは既に応募した求人に再度応募しないように注意しましょう。

副業の方が自分に合ってた！転身するのはあり？

副業の方が自分に合っていた場合、転身することも考えられます。ただし、転職にはリスクが伴いますので、慎重に検討することが必要です。以下に転職を検討する場合のポイントをまとめました。

• 現在の職場での状況や将来性をしっかりと考える
• 将来的にどのようなキャリアアップを目指すのかを明確にする
• 現在の職場でのスキルや経験を転職先でどのように活かすことができるかを考える
• 転職先の企業や職場の雰囲気、待遇、福利厚生などを十分に調べる
• 転職エージェントなどを活用して、自分に合った求人を見つける

副業で得たスキルや経験を生かして、新しいキャリアを築くことができるかもしれません。ただし、転職は自己責任で行う必要がありますので、慎重に考えて行動することが大切です。

まとめ

• MRの副業は、収入の増加やスキルアップなど、目的によって選択肢が絞り込まれる。
• もし自分がリストラにあったときを考えて収入源を複数持っておくのは大切である。
• 薬剤師資格を持っている場合、薬剤師としての経験や知識を活かせる仕事を選ぶことがおすすめ。
• 体力的・精神的に無理のない範囲で副業をすることが重要。
• 転職については、副業で得たスキルや経験を生かして新しいキャリアを築くことができますが、慎重に考えて行動することが大切。